課題1:足の気感を強化する
捧気貫頂法第一節で、
中指で命門を押してから足の後側に沿って下ろす動作があります。
その時に
①手は足の後側に触れながら下ろす。
②手は足を触っているような、いないような感じで下ろす。
③手は足から2~3センチくらい離して下ろす。
問題: 1.①、②、③のどれが正しいのか?
2.意念によって気感がどう変わるのか?
注意点:
* 論理的に考えるのではなく、実際に練功して体察してから考えてください。
できれば、通常の練功(1時間以上が必要、長ければ長いほど良い)の上で
体察してください。
* 気感というのは、気の感覚があれば良いのではなく、気が体の表面にとどまっ
ているのか? 足の深くまで感じるのか? 気が局所にとどまっているのか?
それとも足全体に感じるのか?
* 気感は温かい、ピリピリしている、一体感があるなどいろいろあり、
丁寧に体得して深めていく必要がある。
足の気をより充実するために何が必要かを体得して、書き込んでください。
他の方の体験を読んでの感想の投稿もお待ちしています。
“課題1:足の気感を強化する” に対して12件のコメントがあります。
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問題を読んで②「触っているようないないような感じ」が正しい、と思いました。でも、自分の練功は①になっています。
足を触りながら手を降ろしていくと、手がとても温かいのに気が付きます。温かいのは手だけ?と思って感覚を研ぎ澄ますと、手が触れている足も温かくなっていることに気が付きます。手を降ろしていく「道すじ」が熱くなっていきます。足全体は足裏までビリビリ、ジンジンしています。
③「足から2センチくらい離して」も良いと思います。強く意念してゆっくり練功すると、上記のような気感があります。
本当は手は必要ないのかもしれない、パン先生はわかりやすくするために手で足を触る動作を作られたのかな、と思いました。
問題1.②
通常③で練功しています。気感は、なんとなく感じる程度です。正解は②のような気がしますが、②で気感を感じるためには、より意念の集中と放松が必要と思いました。
問題2.意念の集中と放松ができたとき、少しあたたかい感じがします。
どの答えも間違っていないと思いますが、わたしは③の手は足から2~3センチはなしておろす。手では感触がないので、意念を集中しなければできない。その時意念は足の骨の中を通ります。気も足の骨の中を通ります。
私自身は、練功時は②ですが、ある程度気感を持って感じられるようになれば、③ ですかね❗
外気調整と理屈は同じような気がします。足の骨・芯の先までゆっくりじっくり気を入れていく、そして体全体に染み込ませていくことから②も正しいと思いますが、③の方が気の暖かさと気の感じが広がっていくと思います。
①~③どれも正しい。自分の一番気をキャッチできるのがこの問題の正解かと私の答えです
合宿に参加した。強い気場の中で充実の練功が出来た。問題1.①は手を降ろして行くとどんなに集中しても現実の触っている感触が優先され上手く気を感じられない。②は腿の処は温かいもやもやを感じるが膝から下は感じない。③は降ろして行く時は感じられず、引き上げる時に腿の部分で温かい気を感じる。私の場合この1年程足腰を鍛えてきたが、鍛えた所ほど緩める感覚が深まる様に思える。今後 膝から下を如何に鍛えて、より緩められるようにしていくかの課題が見えてきた。
みなさんの体験と感想はそれぞれの特徴があるが、総じて正しいと思います。そしてさらに深く考えて体得する必要があります。たとえば、①~③のどれも正しいが、それぞれがどんな場合において正しいのか?③の体から離しておろすときに通常の練功の速さでできるのか?①、②、③の練習によって互いに促進する関係なのかも体得してください。さらに意念、イメージの変化(たとえば、足を大きく思う、とか、実際の足の感覚にとらわれて実大のサイズしか思えない、など)で気感がどう変わるのかも体得して議論してほしい。
わたしは、この問いが投げかけられるまでは①で行っていました。
改めて考える機会をくださりありがとうございます。
①手は足の後側に触れながら下ろす。
「手」「足」
密着しているため自分の大きさに制約される。
一方で手の氣で体の芯まで熱くなる。
②手は足を触っているような、いないような感じで下ろす。
「手」「手と足の間」「足」
集中力が必要なので③つの中で一番ゆっくり行う。
「放松」が必要という気付きありがとうございました。
③手は足から2~3センチくらい離して下ろす。
「手」「手と足の間」
足の氣の感覚が、ややぼやける。
【結 論】 3つの要素を感じる②が正解
【修正版】
わたしは、この問いが投げかけられるまでは①で行っていました。
改めて考える機会をくださりありがとうございます。
①手は足の後側に触れながら下ろす。
★感じやすい氣:「手」「足」
触れているので手の氣が足に入りやすいが、
肉体の大きさに制約されるため空間的な拡がりは乏しい。
②手は足を触っているような、いないような感じで下ろす。
★感じやすい氣:「手」「手と足の間」「足」
3つの要素をまんべんなく感じるには、
集中してゆっくり行う必要がある。
③手は足から2~3センチくらい離して下ろす。
★感やすい氣:「手」「手と足の間」
「手」の氣が「間」の氣を押して「足」に伝わる。
「足」の氣がぼやけやすいように思う。
【結 論】 3つの要素を感じる②が正解
【補 足】
空間的拡がり 大 ③>②>① 小
熱の感じやすさ 易 ①>②>③ 難
動作速度 速 ①>③>② 遅
バナナマンさんのコメントは面白いです。よくまとめていると思いますが、正確ではないところもいくつかがありました。どなたかそれを指摘できますか?
【自己レス】
途中までですが、急ぎ書き込みます。
まず、感じやすい氣の定義そのものが誤りです。
なぜなら、「手の甲側」の考察が足りません。
つまり、手の周り全体が混元氣という概念を見逃しています。
次に、空間的拡がりですが、これは熟達度に影響されます。
巨人化したときの「内」の空間を全く考察できていませんし、
「外」との対比もできていません。
①手は足の後側に触れながら下ろす。
「肉体」よりも「巨人」の大きさに制約される
と言った方がより正しいかもしれません。
空間的拡がりは、熟達度合いに左右されると思います。
②手は足を触っているような、いないような感じで下ろす。
「手は足を触っているような、いないような感じ」
という非常に繊細な感覚を要求されるので、
①③と比較すれば集中力を要するように思います。
★今回の学院長先生からの問いの真意は
「①②③のどれが正解か?」を決めることではなく、
検証体得してみることが目的のようです。
脚の氣感を強めるには「押し引き」で、
押して天涯、引いて体内を強く意念すること。
ですが・・・練功に入る際、練功中に
「基本姿勢」を常に心掛けているかも重要です。
これを徹底指導されて氣感が随分変わったと思います。
★①は表層(膜絡の層)にとどまりやすい。
私の場合は、手~腕~肩~胸~脳まで反応し、
脚では地中の方と丹田の方と上へも下へも氣が巡る。
★私が感じやすいのは、②よりも③でした。
より分かりやすくするために、
脚から4~5cm離してもいいかもしれません。
脚から距離があると、氣が脚をモヤっと包み込みながら
ジワジワと芯まで貫通していくように思います。
★間違っていた所
①②③どれでも同じ要素を感じるが、感じ方が異なります。
また、補足は理論崩壊しており穴があったら入りたいです。
【参考文献】
・テキスト普及版 P68~P73
・上達のための必読書 P13~14
・テキスト功法編補足版 P1~2
課題1は一区切りいたします。総括は8月の会報に掲載しています。参考にしてください。
そして8月20日には課題2を始めます。たくさんの方のご参加をお待ちしています。